八ヶ岳 名水の里エリア

JoyFuL No.018

心と体を癒す八ヶ岳のエコソムリエ

中川弘一さん
プロフィール

北杜市大泉町
中川弘一こういちさん(49)
静岡県静岡市より移住

『八ヶ岳エコソムリエ』、八ヶ岳山麓の地域に精通し、その魅力を発信するための知識、技術、経験をもとにゲストを案内するガイドのこと。
趣味が高じてエコソムリエになったと言う中川さんの北杜市での日々とは。

 中川さんが16年住んだ静岡県から北杜市大泉町に移り、ログハウスで暮らし始めて8年半。趣味の自転車とスキーを楽しむ環境を求めて移住したそうです。現在、自転車、スキー、カヤック、スノーシューやウォーキングを軸とした体験ツアーを提供する『八ヶ岳エコソムリエ』として活躍中です。「趣味が高じてエコソムリエになりました。移住前は、静岡から長野に毎週スキーに行く通過点が山梨だったんです」。長野ではなく北杜市を移住地に選んだポイントは、四季のメリハリがあり、湿度が低く澄んだ空気、そして適度な寒さがあることでした。「生まれは北海道札幌市なので、寒さは必須。いろいろ調べたんですが、さらに山の南麓で人が住めて、日当たりが最高で雄大な風景が見られて、なおかつ空気が適度に乾燥している所って、そうたくさんないんですよ」。サラリーマンをしながら八ヶ岳高原サイクリング大会などのイベントに参加しているうちに、八ヶ岳地域の情報をインターネットで発信している「八ヶ岳ネットワーク(やつねっと)」を知り、そこでの交流を通して仲間が増えたことも移住を決意する一因でした。
 「初めは大泉に別荘のつもりで土地を購入してログハウスを建てたんですが、母親の影響とこれからの高齢化社会を見据えて福祉の資格を取得しまして、思い切って北杜の地で自然と健康と福祉に向かい合う新しい生活をしてみようと思ったんです」。中川さんはエコソムリエをする一方で、介護員としても地域に貢献しています。北杜市に集う人たちの心と体を癒す日々は、充実していると目を輝かせます。

人間本来の自然に対する力の芽生えを

 ログハウスは高い吹き抜けの天井と、結露が少ないアメリカ製の二重ガラス扉のおかげで快適そのもの。広い庭は小川に沿った林を背負っています。庭の一隅にある、『Naka Outdoors』という小さな看板のついた自転車格納庫は中川さんの手作りです。中にはツアー用のさまざまなサイズの自転車が、ぎっしりと並べられています。色とりどりのスポーツ用ヘルメットを見せながら「このスポーツ用ヘルメットと学校斡旋のヘルメットにそんなに値段の差があるわけじゃないんですよ。ヘルメットが格好悪いから子どもたちは被りたくないんです。軽くて格好の良いヘルメットを少し高くても子供に選択させ与えるべき。そうすれば事故に対し自分で身を守るという意識が芽生えるはず、というのが僕の持論です。」と強調します。
 エコソムリエは、特に涼しい高原の夏は大忙し。車の屋根に自転車を載せてツアー開催場所まで駆けつけます。また夏休み期間中は森の中に特設コースを作り、マウンテンバイクの体験会も開催。多くの子どもたち、お父さんやお母さんにも自然の中を走る自転車本来の楽しみを知ってもらっています。時間とともに子どもたちの表情や身のこなしに変化が現れて感動すると言います。人間本来の自然に対する力を芽生えさせるために、エコソムリエ、中川さんは今日も全力投球しています。

(2013年4月取材)

ログハウスでの暮らしは快適そのもの。

ログハウスでの暮らしは快適そのもの。

 

花壇にはきれいなチューリップが咲いていました。

花壇にはきれいなチューリップが咲いていました。

 

中川さんご自慢の自転車。

中川さんご自慢の自転車。

 

自転車格納庫は中川さんの手作りです。

自転車格納庫は中川さんの手作りです。

 

格納庫の中は、ツアー体験者のための自転車がぎっしりと並んでいます。

格納庫の中は、ツアー体験者のための自転車がぎっしりと並んでいます。

 

あっという間に組み立てられる自転車。

あっという間に組み立てられる自転車。

 

八ヶ岳山麓の雄大な自然の中を、悠々とサイクリング。とても晴れやかな気分になります。

八ヶ岳山麓の雄大な自然の中を、悠々とサイクリング。とても晴れやかな気分になります。