八ヶ岳 名水の里エリア

JoyFuL No.003

いい出会いに背中を押され
夢だったカフェをオープン

巽  康恵さん
プロフィール

北杜市明野町
たつみ 泰郎さん(45) 康恵さん(41)
広島県竹原市より移住

美しい自然に囲まれた田舎にある古民家で、
夢だったカフェを始めた康恵さん。山梨のたくさんの魅力を
感じながら、今日も笑顔でお客様を迎えています。

 北杜市明野町で「cafe くじらぐも」を開いている康恵さん。18 年前にご主人の転勤で山梨に移住し、当初は甲斐市内のアパートで暮らしていましたが、明野の築百数十年の古民家との出会いを機に、夢だったカフェをオープンしました。
 「泰郎さんが転勤族だったので、当初は山梨で家を持とうとは考えていませんでしたし、カフェを開くのは夢のまた夢という感じでした。でもいろんな方と出会い、人との縁から古民家を借りられることになり、さらに農家の方やお店を開いている方とも知り合うことができました。夢を実現できたのは、山梨でのたくさんのいい出会いに背中を押してもらったからこそです」。

あせらずゆっくりとこの地に馴染んでいきたい

 古民家を改築した店は、まるで田舎のおばあちゃんの家にいるような心地よさです。そこでいただける手作りのごはんやスイーツには、地元の野菜がたっぷり。康恵さんは「明野の野菜は見た目も味も元気いっぱい。本当においしいんですよ。」と胸を張ります。
 そんなのんびりとした雰囲気や素朴な味を求め、畑道を迷いながら来る都心のお客様も多いそうですが、「地域の方が道を案内してくれるので本当にありがたいです。」とにっこり。近所の方が畑でとれた野菜を持って来てくれることもあるそうで、「すごくあったかい方が多いんですよ。無理せずあせらず、ゆっくりとここに馴染んでいきたいなと思っています。」とほほ笑みます。

お店も暮らしも楽しむ日々
田舎暮らしは豊かで楽しい

 休日はご主人と庭づくりをするなど、のんびりとした時間も楽しんでいます。「お店をしながら日々の暮らしも楽しむのが夢で、今それに近い生活ができています。梅を漬けたり、味噌作りをしたり、いろんなことをしていますよ。それに家の裏に出ると甲斐駒ケ岳や南アルプスも広がっていて、景色を見ているだけでも安らぎます。この地にはいいものがたくさんあるなって思いますね」。
 またこの地で暮らしてみて、大切なことに気付いたと言います。「田舎暮らしは不便なこともいっぱいありますが、都会での生活にはない豊かさや楽しみがたくさんあるんですよね。ここで暮らしてから、食の大切さや日々の暮らしの中にある幸せをあらためて実感しています。このお店が訪れるお客様にとって、そんな大切なことに気付く1つのきっかけになればうれしいなって思います」。
 そんな康恵さんの言葉に、笑顔でうなずくご主人。そのやさしい眼差しに見守られながら、康恵さんは日々の暮らしを楽しみ、今日もとびきりの笑顔でお客様を迎えています。

(2013 年4 月取材)

仲睦まじいお二人。お店の人気者のウサギと一緒に。

仲睦まじいお二人。お店の人気者のウサギと一緒に。

 

地元明野の農薬不使用野菜が主役のワンプレート。

地元明野の農薬不使用野菜が主役のワンプレート。

 

お店の入り口にある素朴な風合いの看板。

お店の入り口にある素朴な風合いの看板。

 

カフェのお庭で自由に過ごすヤギ。ゆったりとしたカフェの雰囲気作りに一役買っています。

カフェのお庭で自由に過ごすヤギ。ゆったりとしたカフェの雰囲気作りに一役買っています。

 

黒板に書かれたメニューと本棚にずらりと並んだ図鑑や絵本。懐かしい感覚にいつの間にか心がほどけます。

黒板に書かれたメニューと本棚にずらりと並んだ図鑑や絵本。懐かしい感覚にいつの間にか心がほどけます。

 

大きな屋根が印象的な古民家。 暖かい季節にはお庭のテーブルでコーヒーを頂くこともできます。

大きな屋根が印象的な古民家。暖かい季節にはお庭のテーブルでコーヒーを頂くこともできます。