八ヶ岳 名水の里エリア

JoyFuL No.006

八ヶ岳の麓で始める『家具創り』

清水 泰さん
プロフィール

北杜市長坂町
清水 泰さん(48) 麻紀さん(42)
お子様2 人
神奈川県川崎市より移住

「ずっと会社員を続けるつもりはない」。いつか自分の
やりたいことを仕事にしたいと思い続けていた清水さんが
その夢を実現できた地は八ヶ岳の麓、北杜市長坂町でした。

 脱サラして、自分のやりたい仕事をする。誰でも容易にできることではないですが、清水さんは東京の製薬会社を辞めた後に、北杜市長坂町に移住し、家具職人をされています。
 清水さんを移住へと突き動かしたのは自分の家をセルフビルドで作りたいという夢でした。「セルフビルドを都心でやるのは当然難しいので、田舎に移住しようと考えていました。」と話す清水さん。奥様の麻紀さんは「結婚する時からずっと会社員をするつもりはないと聞いていたので、来る時が来たなと思いましたね(笑)。子供もまだ小さくて、移住するタイミングとしては今しかないと思いましたし、本人のやる気が中途半端じゃなかったので、人生一度きりだからやってみようかと応援しました。」とやさしく清水さんの背中を押したと言います。
 仕事を辞めた翌月から、日曜大工でしていた家具づくりを仕事のスキルに変えるために埼玉県の職業訓練校へ通いました。学校へ通いながら、自分のやりたいことをまとめた企画書を市町村へ送り、移住地を探したそうです。
 その中で、作業場にできる物件を偶然に紹介していただいたのが北杜市長坂町でした。「学生時代にも来たことがあった北杜市は、自然や環境的にも良い街だと思っていましたし、ここなら周りに気にせず作業に集中できると思い、移住を決心しました」。

とても開放的な北杜市で、
『家具創り』への情熱を燃やす

 「移住してからは満員電車での通勤が無くなって何よりです。北杜市ではパーソナルスペースが広くて良いですね。」と都会の生活で感じていたストレスから開放された清水さん。リラックスした雰囲気が漂う北杜市で、家具づくりを仕事にスタートを切りました。じっくり見ていただいて、納得したら買ってもらうことをポリシーに、個展や展示会を開きながら、作品の認知を広げていきました。移住して1 年後には、知人の紹介を受けて、クラフトマン達が集う会に参加し、様々なジャンルの作家さんとの交流を深めることができたそうです。その中には清水さんと似た境遇の人も多く、いろんな意味で分かり合えることができたのはとても大きかったと言います。
 「家具職人を始めて11 年が経ちましたが、家具の面白さにのめり込んでしまって、移住のきっかけになったセルフビルドをする気持ちは無くなってしまいました。」と話しながら、笑みを浮かべていた清水さんは『心を満たし、思いを満たすモノ創り』を目指し、今日も作品づくりをしています。
 「北杜市の開放的なところに魅力を感じます。排他的ではなく、移住者も多いので、相談に乗ってくれる人がたくさんいます。これから移住される方にもお勧めできますよ。あと自然や環境は抜群ですね。特に日照時間が長いのは非常に気持ちいいですね。」と清水さんから北杜市の魅力をたくさん教えていただきました。『モノ創り』をする環境が揃っている北杜市は、クラフトマンが作品への情熱を燃やす場としてベストな場所に感じました。 

(2013 年5 月取材)

理想の形を求めて、木材を丁寧に鉋(かんな)で削っていきます。

理想の形を求めて、木材を丁寧に鉋(かんな)で削っていきます。

 

ラフ画を書きながら、新たな作品への情熱を燃やします。

ラフ画を書きながら、新たな作品への情熱を燃やします。

 

工房の中は11 年間作り続けた作品でいっぱいです。

工房の中は11 年間作り続けた作品でいっぱいです。

 

家具づくりの原点にもなった『ひきだし』にはとても強いこだわりがあります。

家具づくりの原点にもなった『ひきだし』にはとても強いこだわりがあります。

 

工房の周りには自然が溢れ、鳥のさえずりが癒しを与えてくれます。

工房の周りには自然が溢れ、鳥のさえずりが癒しを与えてくれます。

 

夢を追い求めた清水泰さんとそれを支えた奥様の麻紀さん。 理想の夫婦像が見えました。

夢を追い求めた清水泰さんとそれを支えた奥様の麻紀さん。
理想の夫婦像が見えました。