南アルプス 富士川エリア

JoyFuL No.065

山々に囲まれた暮らし

大住 潤さん
プロフィール

身延町身延
大住 潤さん(32) 
祐子さん(33)
東京都杉並区より移住

身延町は、そこにいるだけで落ち着ける特別な場所。
山に行っても、街に行っても、
帰ってくると「ここが一番いいね」と言える場所。

 山が大好きな大住さんご夫婦。東京に住んでいた時も、ご主人の実家がある長野県や、山梨県へ山登りにたびたび訪れていたそうです。「長野県に住んでいたころは東京に憧れていましたが、実際に何年か住んでみると、人の多さや都会独特の生活リズムに息苦しさを感じました。やっぱり山で生活するのが自分には合っているなと思いました。」とご主人の潤さん。奥様の祐子さんは「私は茨城県水戸市出身で田舎でもなければ都会でもない町に住んでいましたので、何か物足りなさを感じていました。当時から山が好きで、常に山が見れるところで暮らせたら素敵だなと思っていました」。

名前も知らなかったこの町は、
生活を180度変えてくれました

 大住さんご夫婦が移住先に山梨を選んだのは、仕事柄すぐに東京に行ける立地が一つの要素だったといいます。東京に近い田舎の物件を空き家バンクでいくつか探しましたが、最初は思うような物件が見つからなかったそうです。「なかなか見つからず、どうしようと思っていたところ、身延町の職員の方から連絡をいただきました。すごく親身になって相談に乗ってくれたので、実際に物件を見に行ってみようと思いました。」
 山梨に移住して生活が180度変わったといいます。「東京ではアパートに住んでいたので、どこか窮屈に思えて家の中でゆっくりする気になれませんでした。山梨では窓からたくさんの自然を見ることができるのでとてもリラックスでき、一日家にいてもストレスを感じません。台所に朝日が差しこむのを見ると、とても気持ちよくなります。」と毎日のリラックスできる生活ぶりを話す祐子さん。木彫り師の潤さんは「東京に住んでいたころは、時間の流れが早く感じるせいか早く作品を完成させなければと、せかされるようで、気持ちに余裕がなかったように思えます。山梨に来てからはゆったりとした時間の中で、作品づくりに専念できます。実際に、移住して初めて彫った作品は、自分でもびっくりするほどの完成度でした。」と、笑顔で話していただきました。
 「移住する前は『身延町』の名前を聞いたこともなければ、『南巨摩郡(みなみこまぐん)』が読めませんでした(笑)。でも今は身延町が大好きです。家に帰ってくると、あぁ、ここが一番落ち着けていいねって二人で話します。山が近くにあるけど広大すぎず、コンパクトにまとまっている。そこが身延町の魅力ですね」。近所の方が野菜をくれた時は人の温かさを感じたと言います。身延町に移住してから間もないため、お祭りなど町の大きな行事に参加したことはありませんが、今後は積極的に参加して地域の方たちとの繋がりをより強めていきたいと話す大住さんご夫婦でした。

(2013年6月取材)

東京で見た作品に感化され、北海道に渡りアイヌ彫りの師匠のもとで学びました。

東京で見た作品に感化され、北海道に渡りアイヌ彫りの師匠のもとで学びました。

 

大住さんが長年愛用している鑿(のみ)。柄の部分は使いやすいように自ら作成。

大住さんが長年愛用している鑿(のみ)。柄の部分は使いやすいように自ら作成。

師匠の作品。槐(えんじゅ)の木は外側が白く中が茶色いためこのような色合いに。

 

鹿の角から削り出した根付。

鹿の角から削り出した根付。

 

自宅からは富士川につながる川を見ることができ、絶え間なく水の音色が聞こえてきます。

自宅からは富士川につながる川を見ることができ、絶え間なく水の音色が聞こえてきます。