南アルプス 富士川エリア

JoyFuL No.067

人口の少ない集落ならではの人との繋がり

中丸孝晴さん
プロフィール

富士川町小室
中丸孝晴さん(47) 
歩さん(38) 渓介けいすけくん(7)
神奈川県大和市より移住

静かな時間が流れる富士川町小室砂垈(すなんた)集落にある
古民家は、笑顔があふれる中丸さんファミリーを包む暖かな空間です。

 神奈川県で調理師をしていた中丸さん。山が好きで、山梨はそれほど遠くないロケーションということもあり頻繁に登山に来ていたそうです。その後、丹波山村(たばやまむら)の山小屋で働き、同僚の歩さんと結婚をしたのち、森林組合への転職を機に富士川町に移住しました。「最初は田富町(現 中央市)のマンションに住んでいましたが、自然に囲まれた一軒家に住みたいと思うようになりました。増穂町(現 富士川町)役場に連絡したところ熱心に対応してくれて、すぐに空き家を見に行くことにしました」。いくつか物件を見る中で、半年前まで人が住んでいて、建物の状態が良くほとんど手をかける必要がなかったことが、この家を選ぶ決め手となったそうです。
 初めて砂垈集落を訪れた時、地域の方は本当に快く受け入れてくれたそうです。「来てくれて本当にありがたい、と今でも口をそろえて言ってくれます。」と、当時を振り返る中丸さん。
 「田舎暮らしというとのんびりしたイメージが強いと思いますが、この地域は行事が多く忙しいですよ(笑)。河川清掃や草刈りはもちろん、運動が盛んで秋になると運動会がいくつもあります。ここに来て初めてやったスポーツも多いです。子どもも行事が大好きで、いつも楽しみにしています。移住してきた当初から今まで積極的に参加しているので、地域の方たちと打ち解けるのに時間はかかりませんでした。このような行事を通じて地域の人との絆が深まっていくのだと思います」。田舎ならではの地域の行事を通じた人と人との繋がりのあり方をお話しくださった中丸さんご夫婦。

少人数の学校だからこそできる絆

 長男の渓介くんに話を聞くと「サッカーをするのが楽しいです。放課後は学年に関係なくみんなで参加します。すごく仲がいいんだよ!」と元気いっぱいに答えてくれました。全学年みんなで遊ぶことが少なくなった今日、学年を超えたコミュニケーションがとりやすいのも、少人数の学校の魅力のようです。
 中丸さんご夫婦は、小学校は全校児童数が15人と少ないのですが、その分、子ども同士の繋がりや、先生との関係が濃いといいます。「一人一人の絆が強くて、うらやましく思います。こういう環境で子育てできるのはよかったです。人とのかかわりを大事にした思いやりのある人間に育つと思います。そのため、わざわざ遠くからこの学校に通ってくる子もいるくらいです。」と、人口の少ない地域ならではの子育てぶりをお話しいただきました。

(2013年6月取材)

お気に入りの自転車で走る渓介くん。

お気に入りの自転車で走る渓介くん。

 

懐かしい雰囲気があふれる中丸さんの古民家。

懐かしい雰囲気があふれる中丸さんの古民家。

 

静かな時間が流れる砂垈集落。

静かな時間が流れる砂垈集落。

 

家の近くでは、森の隙間から甲府盆地を望むことができます。

家の近くでは、森の隙間から甲府盆地を望むことができます。

 

友達と遊ぶ楽しさを、元気いっぱいに話してくれました。

友達と遊ぶ楽しさを、元気いっぱいに話してくれました。

 

草木を分け、山肌を流れおちる水。都会では見ることのできない光景です。

草木を分け、山肌を流れおちる水。都会では見ることのできない光景です。