甲府盆地 まちなかエリア

JoyFuL No.075

良い運命に導かれた素晴らしい土地
『山梨』に住む

本岩孝之さん
プロフィール

甲府市北口
本岩孝之さん
東京都八王子市より移住

世界中のいろんな都市に比べても、山梨はバランスが良くて
素晴らしい都市と教えてくれた本岩さん。この土地の魅力を
多くの人へ伝えたい。そんな想いを込めて、今日も歌っています。

 バスの音域からカウンターテナーまで、およそ4オクターブにわたる、驚異的な音域とレパートリーを歌いこなす声楽家であり、全国各地のリサイタルやコンサートに出演し、ご活躍する本岩さんですが、5年前に山梨県甲府市に移住しました。「妻が山梨県出身なので、仕事や遊びに頻繁に来ていました。山梨が気持ちいいから、仕事が終わっても、泊まって滞在するようになり、それが1日、2日…、だんだんと長くなりました」。その後、東京都八王子市から引っ越しを考えた際に、思い切って大好きな山梨に住むことを決めたそうです。「東京の仕事も少なくないですが、毎日行くわけではないので、特に不便は感じないですね。東京の郊外に住むのと変わらないと思いますよ。」と教えていただきました。
 本岩さんが山梨の魅力にあげられたのは、空気の美味しさ。「僕の出身地、熊本県八代市は自然豊かでいて開発の進んだ地方の中核都市です。東京は勿論世界に冠たる大都市。それらに対し山梨は、都市を形成しつつも周りを国立公園や世界文化遺産に囲まれ、空気が美味しくて、本当に気持ちがいい所です。風が吹いた瞬間に空気が新鮮になるように感じます。良い運命に導かれた素晴らしい土地だと思いますよ。山梨県民は幸せですね。」と笑みをうかべていました。

大好きな山梨の魅力をもっとアピールしたい

 魅力に引きつけられて、山梨オタクと自称するほどの大の山梨好き。「毎月山梨の歴史を聞く機会がありますが、興味深い話がたくさんありますね。ヤマトタケルが東征の際にわざわざ酒折を通っていますが、この国の王がそこにいたんじゃないかと言われてます。他にも造形美豊かな縄文土器がたくさん見つかっていますし、大昔から中国と交流があった記録もあります。甲府市小瀬町には日本最古の人形芝居『天津司の舞』がありますが、日本最古の人形のお祭りがあるってすごいですよね。山梨出身の方はよく『ど田舎』とか仰いますが、僕は全然そんなふうには思いません。」と熱く語っていました。
 移住してからは、ヴァンフォーレ甲府のイベントや山梨県立図書館の開館イベントなど、地域行事にも精力的に出演しています。「富士山の近くを歩いていたら、歌を歌ってくれる人を探していると声をかけられ、それがきっかけで『富士に寄せて』という曲を2月23日(富士山の日)に歌いました。来年には世界的に活躍する歌手を呼んで、『源氏物語』を題材にした世界初演のオペラを山梨でやります。これを東京の有名なホールでやるのではなく、山梨の小さなホールでお客さま全員に見えるようにしようと考えています。これも山梨に移住したからできることですね」。
 山梨の魅力を県外の方へもっと伝えたい。そのために『コンサートバスツアー』を企画したり、山梨へ人の流れができるよう考えています。「例えば、交通費をかけたとしても、宝石は東京より山梨で買う方が安い可能性が高いわけです。伝統工芸や宝飾産業が盛んで、素敵なコンサートがあって、温泉に宿泊し、美味しいワインやフルーツ等を楽しんだり…。複合的に魅力がある土地で他の産業と組めば、面白い企画ができると思います。お客さまが帰りたくなくなって、また来ていただけるようになれば良いですね。山梨には世界に誇れる材料がたくさんあるので、それを文化と組み合わせて一緒に山梨をアピールしたいですね。」と意気込んでいました。山梨でいきいきと活動される、本岩さんの今後のご活躍が楽しみです。

(2013年4月取材)

 

バスからカウンターテナーまで、4オクターブという驚異的な音域を持つ本岩さん。

バスからカウンターテナーまで、4オクターブという驚異的な音域を持つ本岩さん。

 

歌と文化の融合により、山梨の魅力をもっと伝えたいと意気込んでいます。

歌と文化の融合により、山梨の魅力をもっと伝えたいと意気込んでいます。

 

山梨オタクと自称する本岩さんだけあって、圧倒的な知識の量に驚きました。

山梨オタクと自称する本岩さんだけあって、圧倒的な知識の量に驚きました。