甲府盆地 まちなかエリア

JoyFuL No.086

あの頃の甲府の賑わいをもう一度

マーク・メイジャーさん
プロフィール

甲府市緑が丘
マーク・メイジャーさん(45) 君枝さん(42)
楼寿ろすくん(9) じょうくん(8) 未来みっくくん(5)
オーストラリア/メルボルン市より移住

高校時代のホームステイのあと、2回目はひとりの旅行者として
山梨に来たマークさん。山梨で家庭と仕事を持ち、今では
甲府に暮らし、甲府の街の活性化を願う甲府市民のひとりです。

 マークさんは、オーストラリアのメルボルン出身、甲府に移住して21年になります。きっかけは、17歳の時、ライオンズクラブのホームステイ・プログラムで山梨県を訪れたことでした。ホストファミリーは毎日、甲府市内を連れて回ってくれて、最高のもてなしを受けたと言います。22歳で再度、ワーキング・ホリデーで甲府に来て以来、英語教師を経て、現在は甲府市内で2軒のバーと醸造所を経営しています。
 ご家族は奥様と息子さん3人。「最近、緑が丘に引っ越したばかりです。子どもたちの幼稚園と小学校や自分の店に近くて、そばに緑が丘スポーツ公園や病院があって、安全で環境がいい所です」。バーが閉まるのは深夜3時頃。日中も買い出しや開店の準備で忙しく、ご家族とはすれ違い続きの生活です。それでも休みの日や夏休み中は、一緒にゲームをしたり海やキャンプに行ったりして家族の時間を楽しんでいます。黒平のキャンプ場や尾白川がお気に入りだそうです。
 「山梨の良い所は、自然が多いこと。住みやすいし、東京などと比べても、スペース的に余裕があります。近くに公園も多いし、キャンプ場などもいくつもあります。それでいて、東京にも近く、遊びに行きたい時などはすぐに行くことが出来ます。若い頃はナイトクラブに行ったり、歌舞伎や相撲を観に行きました。今は忙しくてなかなか行けませんが」。

地ビールは特別なものではないということを伝えたい

 最初に始めた世界のお酒を扱う店『ザ ヴォルト』は今年で10年になります。
若い頃ビール嫌いだったマークさんはベルギービールの美味しさに魅了され世界のビールの美味しさを追求してきました。自分の納得できる美味しいビールを造りたいと思い免許を取得して昨年の2月に『アウトサイダーブルーイング醸造所』をスタートさせました。醸造所の2階『ホップス&ハーブス』にてその味を堪能できます。定番の6種類のビールの他、地元のフルーツを使ったフルーツビールなどの限定ビール、地元の食材を取り入れた「ビールに合う美味しい料理」をコンセプトに提供しています。
 「地ビールの醸造所というと、日本の多くは観光地の近くにあって、地ビールは観光のお土産として買うという特別なものというイメージがあるんです。それを中心街に醸造所を造ることで、もっと気軽に、仕事帰りに一杯飲みたいという感覚にしたいんです」。
 年に1回甲府市で行われる地ビールフェスタに出店する一方、県外のビール祭にも数多く出店して山梨県甲府市を広めています。
 「僕が最初に甲府に来た1990年代は、まだ甲府が賑わっていて楽しかったです。東京と変わらないくらいの熱気で、通りには人がたくさんいて道をまっすぐ歩けませんでした。 当時は人口比でバーと寿司屋が日本一多いのが甲府だったんですよ」。と、ご自身が経営するバー『ザ ヴォルト』で、常連さんたちの姿を見つめながら懐かしそうに話します。「甲府の中心街にもっとたくさんおいしいお店が集まれば、盛り上がっていくんじゃないかと思います」。甲府の街を昔のように活性化させたいと言うマークさん。2つのお店と同時に甲府の街に対する熱い思いが伝わってきました。

(2013年7月取材)

山梨は自然とスペースがふんだんにあるので子育てに最適と言うマークさん。

山梨は自然とスペースがふんだんにあるので子育てに最適と言うマークさん。

 

子どもたちの夏休み中は家族で過ごす大切な時間。

子どもたちの夏休み中は家族で過ごす大切な時間。

 

10年の歴史を持つ『ザ ヴォルト』。世界のビールやイベントを提供しています。

10年の歴史を持つ『ザ ヴォルト』。世界のビールやイベントを提供しています。

 

『ザ ヴォルト』店内のビリヤード台。

『ザ ヴォルト』店内のビリヤード台。

 

『ホップス&ハーブス』の1階に、地ビールの醸造所を設置しました。

『ホップス&ハーブス』の1階に、地ビールの醸造所を設置しました。

 

『ホップス&ハーブス』の落ち着いた店内。客層は、ビールの味わいを愛する人たち。

『ホップス&ハーブス』の落ち着いた店内。客層は、ビールの味わいを愛する人たち。