大月・都留 東京隣接エリア

JoyFuL No.091

猿橋の雄大な峡谷には、
オープンカーBMW Z3がよく似合う

宮咲礼一さん
プロフィール

大月市猿橋町
宮咲礼一さん(37) 
東京都世田谷区との二地域居住

山梨百名山の一つ、大月市にある百蔵山に向かいあう株式会社Spring。
近所づきあいの大切さを思って、海外の土産とお漬物のやりとりを楽しんだり、
大きな音が出る作業は日中に済ませるように心がけています。
春にはご両親が百蔵山から採ってきた山菜が食卓を彩って、自然の恵みを享受しています。

 37歳の宮咲さんは4年前から東京都世田谷区と、ご両親が退職後に帰郷した山梨県大月市との二地域居住を始めました。観賞魚を上から鮮明に見ることができるユニークなテーブル型インテリア水槽を開発した株式会社Springの経営者です。前職の特許関連業務のノウハウを生かして海外まで販路を拡大しています。東京では海外向けの特許管理や営業を行い、大月の工場では大きなアクリルを切り出し、成形し、特殊な水槽を製造しています。ほぼ週の半分ずつを二地域で過ごしています。
 「大月は車で都心から1時間足らず。アクセス抜群です。仕事としても広い敷地の工場を確保できましたし、山や緑に囲まれた会社に戻るとリフレッシュできるのでとても良かったです。畑作りを楽しむ両親も喜んでいて、大月を選んで正解でした」。近くには大月を代表する日本三奇橋の一つとして名高い『猿橋』があります。宮咲さんが横浜の友人とカヌーで川下りをした時発見した、猿橋のとっておきのスポットを教えてくれました。多くの人は橋の上から景色を見ますが、猿橋の下、桂川の少し上流のポイントから下ってきて見上げると、切り立った崖と猿橋、さらに濃い緑と真っ青な空が広がっています。
 「田舎暮らしの素晴らしさは、朝、薄霧に見え隠れする清々しい遠くの山々を望みながら、出勤ドライブを楽しむことができることですね」。以前はよく愛車のオープンカーBMW Z3でサーキットを走っていた宮咲さん。今は雄大な桂川峡谷や岩殿山を背景に颯爽と車で走り抜ける日々を満喫しています。

霊峰富士や昇仙峡のまわりを
魚たちが遊泳する風景を作りたい

 小さい頃からモノ作りが大好きだった宮咲さんの手腕は、プライベートにも大いに生かされています。基礎工事から手がけた納屋も、愛犬ピーチの2階建てソーラーパネルつきの犬小屋も宮咲さんのお手製です。農具、工具、書籍の詰まった自作の納屋は、お父様の育てた野菜でぐるりと取り囲まれています。
 上から見るインテリア水槽「バーズアイ」誕生のいきさつは偶然の閃きからでした。「とにかく何でも自宅で作っていました。中学生のころ熱帯魚を飼いはじめ、作った水槽が増えすぎて置き場所に困ってしまい、ふと壁際ではなくて部屋のまん中にあったガラステーブルの下に置いてみたのがバーズアイの発想の源です」。ポンプを止めて覗きこんだら魚の泳ぐ姿がとてもきれいで、悦に入ったそうです。宮咲さんの頭の中には常に新しいアイデアが湧いているそうで、山梨をドライブしながらも風景の中にヒントを探すそうです。「昇仙峡の岩のゴツゴツした中に木がちょこっと生えている感じが何とも言えません。今、風景を水槽の中に取り込もうという考えがあります。水槽を横から見て、空や森の中を魚が泳いでいる風景に見えるレイアウトです。霊峰富士や昇仙峡のまわりを魚たちがスイスイと遊泳する風景を想像してみてください。」と、山梨独自の風景を水槽に描き出すロマンあふれるアイデアを語りながら、香港やニューヨーク、ヨーロッパでの展示の実現に向け、ひと工夫加えようと心を砕く宮咲さん。生来のモノ作り魂がきらりと光ります。

(2013年7月取材)

水と魚と光と影が交わった時に想像もできない美しい水中の世界が生まれます。

水と魚と光と影が交わった時に想像もできない美しい水中の世界が生まれます。

 

家族と苦楽をともにしてきた愛犬ピーチ。

家族と苦楽をともにしてきた愛犬ピーチ。

 

愛車BMW Z3で猿橋の峡谷を走る爽快感は格別です。

愛車BMW Z3で猿橋の峡谷を走る爽快感は格別です。

 

海外向けの水槽内のレイアウトには必ず富士山の溶岩を使います。

海外向けの水槽内のレイアウトには必ず富士山の溶岩を使います。

 

宮咲さん手作りの納屋をお父様手作りの野菜が取り囲みます。

宮咲さん手作りの納屋をお父様手作りの野菜が取り囲みます。

 

大月市立中央病院の待合室に設置されたバーズアイ水槽。“癒し”にも一役かっています。

大月市立中央病院の待合室に設置されたバーズアイ水槽。“癒し”にも一役かっています。

 

「上から鮮明に見える構造で特許出願、地震にも強い、究極の癒しのテーブル」国内外で話題が広がっています。

「上から鮮明に見える構造で特許出願、地震にも強い、究極の癒しのテーブル」国内外で話題が広がっています。