大月・都留 東京隣接エリア

JoyFuL No.095

自然豊かな上野原市西原で新しい挑戦

冨澤太郎さん
プロフィール

上野原市西原さいはら
冨澤太郎さん(27)
東京都渋谷区より移住

都会育ちの冨澤太郎さんは、子供の頃から山が大好きで、いつかは自然の中で暮らしたいと考え、農業体験に頻繁に参加していました。

 東京で暮らしていた頃は、満員電車に揺られて通勤し、クタクタになりながら家に帰る毎日だった冨澤さん。いつかは大好きな自然の中で生活したい、という気持ちがあったそうです。
 上野原市西原を初めて訪れたのは、都市と農村の交流を目的とした『しごと塾さいはら』に参加したのがきっかけでした。地域の人たちの自給自足の生活や、昔ながらの生活の知恵が受け継がれている姿を見て、その暮らしぶりに惹かれたと言います。「自分もこんな生活がしたい」と思い、月に1度のペースで西原に来て、農作業などの手伝いをしました。次第に充実感を覚え、月に1度では物足りず毎週末訪れるようになり、西原に移り住みたいと考えるようになったと言います。

西原は空気の質が違います

 「子どもの頃から山が好きで、小学校の頃はよく家族で山登りをしました。毎年、夏休みになると北海道に行き、有名な山はほとんど登りました」。子どもの頃の経験が、自然に囲まれた山梨への移住を考える原点だったのかもしれません。
 冨澤さんは、清らかな空気も気に入っているといいます。「山梨は空気が綺麗なのも魅力の一つですね。特に西原は周りが森に囲まれているので、澄んだ空気が気持ちいいです。他の地域に出かけてここに帰って来ると、途中で空気の質が変わる瞬間がわかります。」と話します。四方を山々に囲まれ自然に恵まれた西原は、冨澤さんにとって、『居心地のいい特別な空間』のようです。

伝統を受け継ぎたい

 これからしてみたいことを尋ねると、冨澤さんは、地域の人が作った『竹の背負い籠』を見せてくれました。「西原は昔ながらの伝統が根付いている地域です。この籠を作るのにも、竹の伐採や、竹ひご作り、編み込みなど、一つ一つの作業に熟練の技が必要です。作れる人がいなくなってしまう前に技を受け継ぎ、伝統を継承していきたいですね。」そう話す表情は、とても生き生きとしています。
 「農業の経験をじっくり積んで、いずれは、『冨澤さんのおいしい野菜が食べたい』と言われるようになりたいです。」母親が家庭科の教員だった影響もあり、食育に関して常に意識していたと言う冨澤さん。今後も地域の人たちとの交流を通じて『伝統の技』と『農作』で、上野原市西原を盛り上げていく事でしょう。

(2013年6月取材)

上野原市西原の風景。澄んだ空気が体を包み込みます。

上野原市西原の風景。澄んだ空気が体を包み込みます。

 

右側と真ん中が地域の人が作った「竹かご」。左は冨澤さんが初めて作った物。

右側と真ん中が地域の人が作った「竹かご」。左は冨澤さんが初めて作った物。

 

農作物の成長する様子をスマートフォンに収める冨澤さん。

農作物の成長する様子をスマートフォンに収める冨澤さん。

 

奥に見えるのは冨澤さんが住む、築140 年以上の古民家。

奥に見えるのは冨澤さんが住む、築140 年以上の古民家。

 

天候や農作などの情報収集で、インターネットを利用することも多いです。

天候や農作などの情報収集で、インターネットを利用することも多いです。